冬の青果売場を占拠して、オレンジ1色に染めてしまう柑橘類!
その中でもお馴染みのミカンを、今まで見たことがないほどじ〜っくり観察して
ぜんぜん違う2枚の絵を描いてみましょう♪
チャレンジしたい子に包丁を渡して、ミカンを横まっぷたつに切ってもらい
その片方と丸ごと1個を、一人ずつに配ります。
1個と半分を好きに配置して、鉛筆で下書き。
デコボコや傷もしっかり見て、大きさも何もかも「実物に近付けてね〜」とお願い…
下書きができたら、すぐに絵の具(ポスターカラー)の出番!
パレット代わりのトレイに、先に使う色を少しずつ出し
細めの筆で少しずつ色を作りながら塗っていきます。
目の前のミカンと同じ色が出来たら塗って、また色を作って塗っての繰り返し!
いつもみたいに1色ごとに筆洗で、筆を洗う必要もありません。
光が当たっているところ、影になっているところ、見たままの明るさで塗っていくと…
ほらほら、自然と立体感が出てきました!
今まで絵の具で立体感を出したことがなかったみんなは、自分でもちょっとビックリ!!
感じ取った色があったら、他の色も「トレイに出すので言ってね」と伝えています。
「先生、紫色出してくださ〜い!」
暗い部分に紫を混ぜるセンス、上級すぎます☆
「(毛穴のような)プツプツ、どうやって描いたらいいですか?」
リアルを追求する子は、とことん行きます!
実は、今回のお絵描きはシーズンも重なって?芸大受験のような
〝デッサン〟と〝色彩構成〟にチャレンジしてもらったんです!
それはもちろん、最近のみんなの観察力と描写力が、UPしていると感じたから。
2回目は、いざ〝色彩構成〟!
みんなに見本を見せて、簡単に説明をしてから
先々週、穴が開くほど観察したミカンの色は、いったん忘れてもらいます。
難易度を下げるため、ベースとなる図形は私のほうで書いておいて
各自、直線を1本と円を一つ書き加えてもらいました。
次に着色ですが、前と同じポスターカラーを使いつつも
水の量、混色の仕方、塗り方がガラッと変わります!
1回目と2回目の絵の具の使い方を知っておけば、表現方法はグンと広がりますよ〜
自分で着色のルールを決めて、本物のミカンの色にはとらわれないで
思い思いに色を作っていきましたが、とても面白い混色や配色
子どもならではの大胆さが感じられて、制作過程を眺めているのが
とても楽しかったです♪
いつもなら避けそうなピンクを男の子が使うと、こんな風になるんですね〜
「塗り残しがあっても、時間が来たら終わっていいよ」と言っていたのですが
(こちらも受験みたい…)時間を過ぎても塗り続けていました☆
インフルエンザによる学級閉鎖や、昨今の情勢で
残念ながら〝色彩構成〟をお休みした子もいましたが
7名がミカンをテーマに描いた作品を、黒画用紙に貼って並べてみると…
カッコイイ〜、小学校2〜3年生が描いたとは思えないクオリティ!!
久しぶりにガッツリ絵の具に向き合ったみんな、お疲れ様でした〜
これからもっと「絵の具って楽しい!面白い!」と成長してくれそうな子ども達♪
それに応えられるように私も、楽しく面白いプログラムを考えないとね☆
この冬、風邪知らずなArt担当 ケイコのレポートでした!
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