ありとあらゆる行事が無くなったり、初めてのことだらけで戸惑ったり…
本当に大変だった一年、子ども達はよく頑張りました!
「タイムカプセルって知ってる?〝今〟の気持ちを閉じ込めて、未来の自分に届けへん?」
「土には埋めへんけど自分が決めた日まで、絶対に開けたらアカンで」
「よっしゃ!」…みんなノリノリで嬉しかった〜♪
1枚の板状に広がった、片面が白い段ボールを配って
「これ、箱に組み立てられるかな?」というところからスタート!
ちょうど展開図を習ったばかりの4年生が先へ進むのをヒントに、頭をひねってもらいます。
そして絵柄を付ける面を覚えておくのですが
上下左右が思っていたのと違ったり、表からは見えない面があったり…
色々気付きがあるから面白いですね!
そして、組み立てた箱をまた板状に戻して、型押し(スタンピング)で模様を付けます。
三角や波状に切った段ボール、細長く切った緩衝剤(プチプチ)、
円形のスポンジ大〜小、ラップの芯、それからみんなが笑ったチンゲンサイの芯!
お料理の時に捨ててしまうチンゲンサイの根元は、断面がバラの花みたいでしょ〜
好きなものにアクリル絵の具を手早く塗って、段ボールの白い面にペタン♪
絵の具の濃度が濃くて(水分少なめ)乾くのが早いから、スピードも必要なんですよ。
力も1点に偏らないよう、均等に加えるとキレイに写ります!
「小さい頃に遊んだ積み木を思い出して〜」
形から何かに見立てて具体的な絵にしても良いし、単なる模様でもOK!
筆で直接、箱に絵を描くのはナシで、全部型押しで仕上げるのがルールです。
「ココ、こんな風にしたい」「どうやったら、細い線が付けられる?」
子ども達のアイデアはどんどん広がっていきました☆
箱に絵柄を付けながら、中に入れるアイテムと開封する日にちも考えます。
開封はやはり10年後や、二十歳を意識した子が多くて
お母さんにお手紙を書いてもらいたい子が多かったかな♡
完全に封印する2週間後までに、それぞれご家庭で準備をお願いしました!
先生のほうでは数字のテンプレートを準備したので
2回目は、箱に開封日を刻印するところから!
クリスマスアートの時にステンシルはマスターしていて、みんなとっても上手☆
日付が刻めた子から、箱の中に入れるものを詰め込んでいきます。
お手紙の他にも文集、思い出の貝殻、手作りの栞、折り紙作品、秘密のプレゼントなど
みんなの〝今〟が詰まっていきます…
先生からも、個人個人に宛てたお手紙を入れさせてもらって
あと一つ「2021年3月 △△さんのランキング」を書いてもらいました!
好きな食べ物、好きなキャラクター、好きな歌、好きな◯◯◯。
◯◯◯は自由に決めてもらったので、小説、YouTube、ゲームもあれば
ニックネームなんてのもありました!
大きくなって箱を開けた時、どれも懐かしくて、笑顔になれるでしょうね♪
中身が全て入ったら、いよいよ封印の儀式!
水糊か木工用ボンドで完全に貼ってしまい、証拠写真をパチリ☆
最後の仕上げはキラキラのテープで、縁取りやリボン風のデコレーションをして
宝石みたいなパーツを貼り付け、さらに宝箱らしくなっていきました!
先ほどのランキングで自由に決めた、◯◯◯も見事に全員違ったし
箱のデザインも似たようなものが一つも無いのです!!
みんな自分に自信を持っているし、お友達のことも認めている。
そんな、うめまめのArtチームを私はいつも誇りに思っています♡
希望に満ちた子ども達の〝今〟が詰まったタイムカプセルが完成しました☆
これを開ける時、君達はもっと色んなことができるようになって、輝きを増しているはず。
絶対に忘れないで開封してねっ!その時にまた、みんなと話ができたら幸せだなぁ…
〈written by Keiko〉
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